毎日のお散歩やお出かけの時に、歩いたり走っているうちに「だんだん服がめくれてきてしまう…」という経験はありませんか?
服がずれてしまうのは、どんな犬にでも起こり得る「サイズ・体型・素材・パターン・着せ方」などの複合要因が原因です。
この記事では、歩いているうちに犬の服がずれる・めくれる原因と対策を詳しく解説していきます。
歩くと服がずれる・めくれる原因と対策
原因1|サイズが合っていない場合
服がずれる原因として最も多いのが、サイズの不一致です。
サイズが合っていないと、歩く振動で背中がめくれてきたり、腕が抜けてしまったり、肩が落ちてきたりします。
対策
- 愛犬のサイズに合った犬服を買う
- 成長期や体重の増減がある場合は、こまめにサイズ測定をする
- サイズ表の目安体重ではなく、首・胸・着丈の3カ所をチェックする

犬服のサイズ選びでは、身体の中で一番太い「胸周り(胴回り)」を優先的に選びましょう。
原因2|特徴的な体型の犬種の場合
既製品の犬服は標準体型のパターンとなっいるため、ダックスやフレブル、イタグレなどの特徴的な体型の犬にはサイズが合いにくい場合がほとんどです。
「胸周りに合わせると着丈が長い」「ウエスト周りがぶかぶかすぎる」などといった問題が出てきます。
対策
- 特定の犬種の専門店を利用する
- ダックスサイズやフレブルサイズの展開があるお店を利用する(イタグレはほとんどない…)
- オーダーメイドを利用する



最近はフレブル専門店とイタグレ専門店が増えてきています。
既製品でもダックスサイズとフレブルサイズを取り扱っているお店も多いです。
原因3|生地の伸縮性・重さによるずれ
高伸縮な生地は動きやすい反面、着用を重ねるうちにゆるくなってズレやすい傾向にあります。
反対に、伸縮性のない生地は動きに追従できず、摩擦で服が持ち上がることも。
また、生地の重さや装飾の重さによってずれてしまうこともよく起こります。
対策
- 高伸縮生地の服は定期的な買い替えがおすすめ
- 普段使いの服は軽量素材がベター
- リブ付きやゴム入りの服はフィット感が増すのでずれにくい



フーディーは可愛いですが、フードの重みで首や肩周りがずれやすいので注意です
原因4|ハーネスとの干渉
服を着せた上からハーネスを付けると、ハーネスとの摩擦で生地が引っ張られてしまいずれてしまいます。
特に、服がオーバーサイズになるほど余分な生地が動いてしまいずれやすくなります。
対策
- 高伸縮でフィット感の強い服を選ぶ
- リード穴付きの服を選ぶ(ハーネスを服の下につける)
- Dカン付きの服を選ぶ(ハーネス一体型の犬服)
- 首輪に買える



ジャケットやコートなどの冬の防寒着にはDカンが付いている犬服も多いです。
原因5|犬の歩き方のクセ
可愛いらしい理由ではありますが、犬の歩き方のクセが原因になる場合もあります。
足を高く上げる子や小刻みに歩く子、身体をくねらせるように歩く子(お尻をふりふり)、ブルブルする回数が多い子は、背中がめくれやすい傾向にあります。
対策
- ロンパースを選ぶ(後足まであることで固定される)
- リブやゴム入りの服を選ぶ



私の愛犬のうちの1匹がお尻をプリプリさせながら歩くクセがあり、必ず背中がめくれてしまうので、ロンパースが必須です。
まとめ
「うちの子、どうしても服がずれる…」と悩んでいる方は、まずはその原因をよく探ってみてください。
サイズの見直しから犬種に合ったパターン選び、生地の素材やハーネス選びなど、ちょっとした工夫で大きく改善できることもあるので、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか
原因 | 対策 |
---|---|
サイズの不一致 | 正確に採寸する、適切なサイズ選び |
特徴的な体型の犬種 | 専門店やオーダーメイドを活用 |
生地や装飾の重み | 軽量素材、最低限の装飾を選ぶ |
ハーネスとの干渉 | リード穴やハーネス一体型を選ぶ |
歩き方のクセ | どんなクセがあるのかをチェック |



まずはサイズの見直しから試してみるのがおすすめです