みなさんは、受注生産の犬服を購入したことはありますか?
「このブランドが好きけど、サイズが合わないことが多い」「もう少し着丈が短かったらぴったりなのに…」
そんな飼い主さんたちのお悩みを解決できるのが受注生産の犬服です。
しかし実際には、値段や納期など不安に感じる面もあるかと思います。
この記事では、受注生産の犬服の仕組みから、メリット・デメリット、失敗しない選び方のポイントを詳しく解説していきます。
受注生産の犬服とは?
まずはじめに、受注生産とは「注文を受けてから商品を製作する」仕組みです。
既製品のように工場で大量生産して在庫を捌く仕組みではなく、注文内容に合わせて一着ずつ仕立てるのが特徴です。
さらに細かく分けると、以下の2つになります。
フルオーダーメイド
フルオーダーメイドとは、完全にゼロからすべてを愛犬専用に仕立てることです。
サイズはもちろん、デザインや生地、カラー、仕様などすべてを飼い主さんの希望に合わせて製作できます。
※お店によって対応範囲が異なります。
セミオーダーメイド
セミオーダーメイドとは、基本的な仕様が決まっており、それをベースに部分的にカスタマイズができることです。
普通の注文と同じような感覚で手軽に注文できるので、”ちょっとだけこだわりたい”という飼い主さんにおすすめです。
ワンポイントとしての名入れ刺繍もすごく人気ですよ。

オーダーに興味はあるけど…と悩んでいる方は、まずはセミオーダーから挑戦してみてはいかがでしょうか?
受注生産のメリットとデメリット
次に、受注生産のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリットとデメリットを知っておくことで、「本当にうちの子に必要?」という必要性の有無や後々のトラブル防止にも役立つはずです。
受注生産のメリット
- 愛犬の体型にフィットする
- 犬は同じ犬種でも骨格や体格にかなり個体差があるため、既製品ですべてをカバーすることは不可能です。
オーダーなら細かなところまで調整ができるので、フィットする仕上がりになります。
- 犬は同じ犬種でも骨格や体格にかなり個体差があるため、既製品ですべてをカバーすることは不可能です。
- デザインや仕様の自由度が高い
- 名入れ刺繍をしたり、背中開きにしたりと、既製品ではできないような個別のカスタマイズが可能です。
- 品質が高いものが多い
- 職人が1枚ずつ丁寧に製作しており、生地や縫製の質にこだわるブランドが多いです。
- 工場のライン生産で起こりがちなクオリティのバラつきが少ない
- サステナブルな取り組み
- 在庫リスクがなく、環境負荷も最小限に抑えられます。



ハンドメイドマーケットなどでのオーダーは、技術や素材の質がピンキリなのでレビューなどをよく確認すると◎
受注生産のデメリット
- 自己都合での返品や交換ができない
- 購入前に返品ポリシーやルールを必ずチェックしましょう。
- 納期が長い
- 注文を受けてから製作がスタートするので、当然届くまでに時間がかかります。(最短でも1週間~)
- 事前におおよその納期を確認しておくと安心です。
- 価格が高め
- ブランドや注文内容によってピンキリ。
- セミオーダーで5,000円以上、フルオーダーなら10,000円以上は見ておきたいところです。
- 打ち合わせに時間がかかる(フルオーダー)
- フルオーダーの場合、細かな打ち合わせが必要なので時間も手間もかかります。



デメリットを理解した上で、本当に必要かどうかを判断しましょう。
受注生産の犬服を選ぶ時に失敗を防ぐポイント
受注生産は、デメリットのハードルがやや高めなので失敗はしたくないですよね。
そのためには、購入前の事前準備がとても大切です。
- 採寸は正確に
- 採寸を間違えることは致命的なミスになりますので、正確に測りましょう。
- ショップのルールを知っておく
- 返品ポリシーや納期などは必ず確認しておきましょう。
- 購入者のレビューをチェック
- 「細かなところまで相談にのってくれた」「仕上がりが丁寧」といった声が多いショップを選ぶと◎



思っていたのと違った…とならないように、不安な点やわからないことは解決させてから購入しましょう。
既製品でもこだわりの詰まった素敵な犬服はたくさんあるので、無理に受注生産を選ぶ必要はありません。
しかし、「特徴的な体型の子(既製品が合いにくい)」や「特定のカスタマイズがしたい(名入れなど)」など細部までこだわりたい飼い主さんにはとてもおすすめです。
まとめ
受注生産の犬服は、時間も手間もお金もかかりますが、その分愛犬にフィットする一着を手にできる特別感や満足感があります。
既製品ではなかなかサイズが合わない子や「もっと愛犬にフィットした服を着せたい」と思う飼い主さんには、とてもおすすめの選択です。
メリットとデメリットを考慮した上で選ぶことで、失敗のリスクも減らすことができます。
既製品との違いを実感してみたい、少しでも興味がある方はぜひセミオーダーから挑戦してみてはいかがでしょうか?



我が家の愛犬たちは一応標準体型ですが、1匹はちょっと足が短め、もう1匹はちょっと胴が長めなので、それぞれ調整して作っています。
ほんの少しの差でもフィット感がなかなか違いますよ