みなさんは、背中開きタイプや前開きタイプの犬服を買ったことはありますか?
見た目のデザイン性だけでなく開く位置によって、着脱のしやすさや向き不向きが変わります。
実は、背中開きは意外にも需要が高く、実際に私が携わっていた犬服ブランドでも「背中開きを作ってほしい」というご要望が何件もありました。
この記事では、犬服の背中開きと前開きの特徴や留め具についても詳しく解説していきます。
背中開きと前開きの違い
背中開きの特徴
マジックテープやスナップボタンが背中側の中央に付いており、背中で開閉できるようになっている犬服です。
バックオープンとも呼ばれており、着脱のしやすさが強みです。
背中開きのメリット
- 着脱が簡単で負担が少ない
- 足をすぽっと入れたら背中でピタッと留めるだけなので、飼い主さんにも愛犬にも負担が少ない
- 服が苦手な子や初心者さんにおすすめ
- 首周りが安定する
- 背中側でしっかり固定できるため、首元がずれにくい
- 歩いているうちに服がめくれてしまうタイプの子にもおすすめ
背中開きのデメリット
- 毛量が多い子は毛を巻き込みやすい
- 特にマジックテープやファスナータイプは、毛を巻き込みやすいので注意が必要
- ハーネスと干渉しやすい
- 特にベスト型のハーネスとは相性が悪い

服を着るのが苦手な子にとっては必須アイテム!
関節を痛める心配も少ないので、シニア犬にもおすすめです。
前開きの特徴
スナップボタンやファスナーが胸側(お腹)に付いており、前で開閉できるようになっている犬服です。
背中開き同様に頭を通す必要がなく、デザイン性の高さが強みです。
前開きのメリット
- デザイン性が高い
- 人の服のようなデザインで、コートやシャツなどのおしゃれ着によく使われる
- 首周りが調整できる
- ファスナーやボタンなら首周りを調整できる
前開きのデメリット
- 背中開き同様、毛の巻き込み&ハーネスの干渉に注意
- 犬の体型や性格によっては着脱しづらい
- 足を通す動作が苦手な子には相性が悪い
- お腹のボタン(奥の方)が少し留めにくい



着脱の簡単は圧倒的に「背中開き」です。
前開きは快適性よりはデザイン性という印象が強い仕様です。
留め具選びも大切!ボタン・ファスナー・マジックテープどれがいい?
犬服の開き方の仕様を選ぶ時は、「どこが開くか」だけじゃなく「どう留めるか」も大切な要素になってきます。
一般的には、ボタンホール(普通のボタン)・スナップボタン・ファスナー・マジックテープが基本です。
これらの素材や愛犬の特性によって、快適さが大きく変わるため、留め具についても知っておくと◎です。
留め具のメリットとデメリット
ボタンホール:ボタンを穴に通すタイプ
- 見た目が上品で、経年劣化がしにくい
- ボタンのデザインが豊富
- 大きさや位置によっては留めづらい
- 激しい動きでボタンが取れたりほつれることがある
スナップボタン:凹凸をはめ合わせるタイプ
- パチンと留めるだけなので簡単
- フラットで引っかかりにくい
- 厚地だと閉まりにくかったり、薄地だと生地が破損することも
- 金属製はサビに注意、プラスチック製は耐久が△
ファスナー:ジッパータイプ
- 密閉度が高く、動いても外れない
- 防風・防寒服に最適
- 毛量が多い子は巻き込み注意
- 裏当てがないと、すれて皮膚を傷つける可能性も
マジックテープ:面ファスナータイプ
- ぺリッと張り合わせるだけなので一番簡単
- 多少のサイズ調整が可能
- 毛量が多い子は巻き込みやすい
- やや安っぽく見える、劣化する



ファスナーやマジックテープは、開閉時の音が苦手な子もいるので、愛犬の性格に応じて選んであげると◎
留め具のおすすめ比較表
| ボタンホール | スナップボタン | ファスナー | マジックテープ | |
|---|---|---|---|---|
| 着脱の快適性 | ||||
| 素材の耐久性 | ||||
| デザイン性 | ||||
| 被毛との相性 | ||||
| 向いている子 | 落ち着いている子 | 全犬種 | アクティブな子 短毛種 | 子犬・シニア犬 動きが多い子 |



それぞれの素材の特徴を考慮した上で、「音」「締め付け」「毛絡み」にも注意して選びましょう。
まとめ
背中開き or 前開き×留め具の種類の組み合わせで、快適さや相性は変わってきます。
そのことからも、愛犬にとって最適な組み合わせを選ぶことが大切です。
- 着脱のしやすさ重視
- 背中開き × マジックテープ or ファスナー
- デザイン重視
- 前開き × ボタンホール or スナップボタン
見た目だけでなく、「毎日の着脱がストレスにならないか」を基準に選んであげると、飼い主さんも愛犬もお互いに快適さがアップしますよ








