犬服を手作りする時にかかる材料費&必要なものは?

「愛犬のために犬服を自分で作ってみたい!」と思った時に「何が必要か」「どれくらい材料費がかかるのか」も気になるところですよね。

この記事では、犬服を自作する際に必要なものとかかるコストについて詳しく解説していきます。

犬服手作りに必要な道具

まずは、犬服作りの際に最低限必要な道具とあったら便利な道具をご紹介します。
※ミシンで作ることを前提としています。

最低限必要なもの

  • 家庭用ミシン
    • 高性能でなくてもOK。
  • 生地
    • 伸縮性のあるニット生地がベスト。
  • 裁ちばさみ
    • 裁断に必要。文房具のハサミは布向きではない。
  • ミシン糸
    • ニット布地専用のミシン糸がベスト。
  • 裁縫用メジャー
    • 愛犬の採寸に必須。
  • 糸切りばさみ
    • 糸を切るためのハサミ。
  • チャコペン
    • こすって消すタイプや自然に消えるタイプよりも、アイロンで消すタイプがおすすめ。
  • まち針 or 仮止めクリップ
    • 生地を縫い合わせる時に仮止めするためのもの。
  • 型紙
    • ネットや本屋さんで購入できる。自作でもOK。

家庭用ミシンは安価なもので1万円前後から購入できます。
裁縫道具類はすべて揃えても5,000円未満で収まります。

あると便利なもの

  • ロックミシン
    • かがり縫い用のミシンで伸縮に対応している。
  • カバーステッチミシン
    • よりプロっぽく仕上げるならおすすめ。
  • アイロン
    • 生地をアイロンで整えてから縫うと縫いやすい。
  • ロータリーカッター / カッターマット
    • 裁ちばさみよりも正確な裁断ができる。

ロータリーカッター(布を切るカッター)はハサミよりも安定感があり正確に切れるのでおすすめです

一度購入すれば長く使えるものばかりなので、本格的に裁縫を楽しみたい方や今後もずっと続けていきたい方は、ロックミシンやカバーステッチミシンの購入も検討してみてはいかがでしょうか?

犬服手作りの1着あたりの材料費

次に犬服1着にかかる実際の材料費を見ていきましょう。

愛犬の大きさや作る服の形、生地の質によって価格は大きく変わりますので、あくまでも目安として考えていただければと思います。

生地はどれくらい必要?

ベーシックなタンクトップであれば、「小型犬で50cm~1m」「中・大型犬で1m~2m」程度あると安心です。
袖付きの服やロンパースなどを作りたい場合はさらに生地が必要になります。

失敗した時のことも考慮して、余裕を持って購入しておくと良いでしょう。

小型犬中・大型犬
生地
※1mあたり1,500円と仮定
750円~1,500円1,500円~3,000円
リブ生地
※1mあたり1,500円と仮定
250円~500円500円~1,000円

※1巻あたり500円と仮定
数円~数十円数十円
合計約1,000円~2,000円約2,000円~4,000円

生地の価格はピンキリなので、上記ではユザワヤなどの有名手芸店の価格を参考にしていますが、安いお店であれば「1mあたり300円程度」から販売されているものもあるので、デザインや予算に合わせて探してみてください。

慣れていないうちは、安い生地をたくさん買って試作で練習するのがおすすめです。
形やサイズが確定したら、本番生地で作ってみましょう!

【謎】自作しても1000円かかるのに、なぜ1,000円で売られている犬服があるのか?

実際に自分で犬服を作ってみようとしたら、意外とコストがかかってやめた…という方も少なくないと思います。

特にネットショップでは、1,000~2,000円程度で安く買える犬服がゴロゴロ出てきますよね。
「どうしてこんなに安いの?」と不思議に思う方も多いのではないでしょうか?

なぜ非常に安価な犬服がたくさん売られているのかというと、

  • 大量生産によるコストカット
    • 生地やパーツを一度に大量購入することで、単価が大幅に安くなる
    • 工場で数千枚~数万枚をまとめて生産している
  • 縫製工賃が安い海外生産
    • 東南アジアや中国など人件費の安い地域で縫製されている
  • 品質を抑えている
    • 安価な生地を使ってコスト優先で作られている

このような背景が主な理由です。
犬服の価格がお店によってピンキリなのも、「生地の質」や「生産体制」などによって大きく異なるからです。

まとめ

犬服を手作りする際には、初期費用(ミシンなど)で数万円~、材料費で数千円~の費用がかかります。
さらに初心者さんの場合は、1枚仕上げるのに丸1日かかることもあるかもしれません。

コストや手間がかかるものの、縫製の楽しさや愛犬だけの特別な1枚を作れる満足感は市販品とは別物です。
お気に入りの生地を選んでかわいいワッペンを付けたり、愛犬の名前を刺繍してみたり、手作りならデザインもアレンジも自由にできるのも魅力のひとつです。
犬服を作りを楽しんでくれる方が増えたらうれしいです

大好きな飼い主さんが作ってくれた世界に1枚だけの服を着て、一緒にお散歩に行きたいなぁ!

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