みなさんは、愛犬の服はいつも決まったお店で買っていますか?
それとも「いろいろなブランドを試してみたい派」ですか?
初めて利用するブランドはわくわくする反面、サイズが合うかどうかや生地の質、お店の対応の良し悪しなど、ちょっとした不安もつきものですよね。
この記事では、初めて利用する犬服ブランドでも失敗のリスクを減らし、満足できるお買い物をするためのポイントを、実際の失敗談も交えながら詳しく解説していきます。
優先度:高|絶対にチェックすべきポイント
1. サイズ表と着用写真でサイズ感を確認する
犬服の失敗で一番多いのがサイズ問題です。
「いつもSサイズだから大丈夫だろう」と思って注文したら、サイズが合わないことがよくあります。
犬服のサイズ規格は統一されていないなので、ブランドごとにサイズ表をしっかりとチェックしなければなりません。

犬服は、ブランドによってサイズ設定はかなりバラバラ…。
失敗を防ぐ一番のカギはサイズ表のチェックです!
「ヌード寸法」なのか「仕上がり寸法」なのか
意外と見落としがちなのが、サイズ表に書かれている数値が「ヌード寸法」なのか「仕上がり寸法」なのかです。
ここを見落としてしまうと、サイズが合わない原因になってしまいます。
- ヌード寸法:犬の身体のサイズ
- 仕上がり寸法:その服のサイズ



ヌード寸法なら愛犬の採寸サイズに近いものを選び、仕上がり寸法なら採寸サイズよりも+1~3cm程度余裕をもって選びましょう。
モデル犬の着用写真でサイズ感・シルエットを確認
多くのブランドでは、モデル犬の着用写真とモデル犬の情報(5kgのトイプードル:Mサイズ着用など)が掲載されています。
自分の愛犬と近いモデル犬であれば、どのサイズを着ているかでイメージがわきやすくなります。
また、その服のシルエットも確認しておきたいところです。
ウエスト周りがブカブカだったり、肩や袖のラインが変に引っ張られていないかなど、着用時のバランスをチェックしておきましょう。



シルエットの綺麗さはパターンのこだわりです。
2. 説明文と拡大写真で素材・縫製の質を確認をする
服は直接肌に触れるものなので、生地の質感や縫製の丁寧さは必ず見ておきたいポイントです。
どんな素材を使っているか
生地の素材名がきちんと明記されているかがポイントです。
「綿100%」「ポリエステル95% / ポリウレタン5%」などと、素材名が具体的に書かれているブランドが安心です。



特に、敏感肌な子やアレルギーがある子は要チェックです。
生地の特徴が書かれているか
素材だけでなく、生地の特徴も重要なポイントです。
「どのくらいの伸縮性があるか」や「生地の厚みや重さ」などはサイズ選びにも関わってきます。
伸縮性がないものや厚みがある服なら少し大きめを選んだり、服の重みが愛犬の負荷にならないか、などを判断する必要があるので、生地の特徴がしっかりと書かれていると安心です。



見た目や価格だけで選んでしまうと、生地がペラペラですぐにダメになってしまうことも…。
縫製がしっかりしているか
拡大写真で縫い目を見てみると、縫製の丁寧さがわかります。
- 糸の始末がしっかりされているか
- ステッチやタグの縫い目が均一になっているか
- ポケットなど装飾の高さが左右均等か



安価な大量生産品だと縫製のクオリティにバラつきが出やすいので、写真では綺麗でも届いたら「あれ?」となることも。
初めて利用するブランドでは、デザインが可愛くても商品説明が少ないと少し不安ですよね。
- サイズ表が曖昧
- 素材名や特徴が書かれていない
- 写真が少ない&犬の着用写真がない
- 返品や交換について書かれていない
- 洗濯方法や注意書きがない
「説明が短い=悪いブランド」というわけではありませんが、失敗やトラブルのリスクを考えると、避けた方が安全かなと思います。
3. 返品・交換ポリシーを確認する
購入前に「返品や交換の対応可否」は必ず目を通しておきましょう。
ブランドによってルールが違うので、「いつものお店は返品できるから大丈夫だろう」は危険です。
名入れなどのカスタマイズ要素があるところは、基本的に返品・交換はできません。



返品・交換問題は非常にトラブルになりやすいので気を付けたいところです。
お買い物は売買契約なので、お互いが納得できなければ契約は成立しません。
「購入した=そのお店の商品・サービスや規定に同意した」ということになり、しっかりと明記されているにも関わらず「返品できないなんて知らなかった!」は通用しません。
買う買わない・売る売らないは双方の自由なのです。
優先度:中|チェックしておくと安心なポイント
1. ブランドのこだわりやサービス内容を知る
初めて利用するブランドを選ぶときは、商品のデザインや価格だけでなく、「そのブランドのこだわりポイント」や「どういうサービスを展開しているのか」を知ることが大切です。
どんなこだわりがあるのか
ブランドの理念やストーリーが書かれていると、それを読むことで「ここなら安心してお願いできそう」という判断がしやすくなります。
- デザインに力を入れている
- パターンや縫製にこだわっている
- 生地や素材の質にこだわっている
- カスタマイズに力を入れている
- 特定の用途や犬種に特化している
などといったどんな強みがあるブランドなのかを知ることで、選び方も変わってくるでしょう。



自分の要望とマッチしているブランドを選ぶと、満足のいくお買い物ができると思います。
どんなサービスを提供しているか
サイズ展開がたくさんあったり、オプションサービスやオーダーメイドができたりなど、ブランドごとにサービス内容は異なります。
- 名入れ刺繍やサイズ調整ができる
- サイズ展開が豊富
- 試着サービスがある
- オーダーメイドができる
- お得な会員制度がある
などといった商品+αのサービスがあると、より一層楽しめます。



生産体制にも注目しておきたいところです。
工場生産なのか受注生産なのかによっても、ブランドのスタイルが変わってきます。
2. 公式のSNSやブログでリアル感を見る
InstagramなどのSNSや公式ブログを見ると、ブランドの雰囲気がわかりやすく「どんな写真を使っているか」も見ておくと良いでしょう。
商品やサービスの紹介以外にも、キャンペーンの告知や案内、製作の裏側など、様々な情報が読み取れます。
また、購入した人の写真やレビューもとても参考になりますよ。(※PR案件に注意!)



室内・屋外両方の写真があると、実際の色味がイメージしやすいです◎
中には過度に加工された写真もあり、「SNSで見て可愛くて買ったのに、届いたら思っていたのと全然違った…」なんてことも。
不自然なほど綺麗、白飛びしている、影がないなどの加工写真には気を付けたほうがいいかもしれません
3. 商品説明や案内の充実度
初めて利用する人が迷わないように、サイトの案内や商品説明などが充実しているブランドだと安心ですよね。
どんなブランドで、どんな商品やサービスがあって、納期の目安や配送方法など、消費者が知りたい情報が詳しく書かれているかどうかが大切です。
説明が丁寧で充実しているブランドは、購入後のトラブルも少ない傾向にあります。



不明点を問い合わせた時の返事のスピード感や丁寧さもブランドの印象を大きく左右しますよね。
まとめ
初めて利用する犬服ブランドは、新しい犬服を楽しめる機会でもあり、少し不安な面もありますよね。
失敗しないためのポイントを押さえておくことで、満足のいくお買い物ができると思います。
- サイズ表と着用写真の確認
- 素材・縫製の質の確認
- 返品・交換ポリシーの確認
- ブランドについて知る
- SNSやブログでリアル感を見る
- 商品説明がしっかりしていないブランドは慎重に
大切なのは「愛犬に合うかどうか」を軸に選ぶことです。
ブランドの世界観やこだわりに共感できれば、お気に入りの一着が見つかるだけでなく、長く付き合えるブランドにも出会えます



気になるブランドができたら、まずは一着購入してみて、全体的な良し悪しをチェックしてみましょう。
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