犬服を買うなら「ネットvs店舗」どっちがいい?後悔しない選び方

みなさんは、犬服の購入先はネットと店舗のどちらが多いですか?
「実物を見たいから店舗派!」という人もいれば、「種類も多いしゆっくり選べるネット派!」という方もいますよね。

この記事では、ネット購入と店舗購入それぞれのメリット・デメリットと後悔しない選び方について詳しく解説していきます。

ネット購入|メリット・デメリット

メリット(ネット)

  • 圧倒的な種類(デザイン・サイズ)
    • デザインの選択肢の多い
    • 中型犬や大型犬の大きいサイズでも探しやすい
  • カスタムオーダーができる
    • 名入れやサイズ調整などができる
    • オーダーメイドも可能
  • ゆっくり選べていつでも注文できる
    • 時間を気にせずいつでも注文ができる
    • 海外ブランドでも気軽に買える
  • 価格が安いものの多い
    • マージンがかからないので店舗よりも割安になる商品もある

ネットショップの最大の強みは「圧倒的な種類・サイズ」ですよね。
愛犬だけのカスタマイズに対応しているショップもありますし、24時間365日いつでも自由に注文ができることも大きな魅力です。

我が家は9割以上ネットで購入しています。
寝る前のゴロゴロ時間に可愛い服を見つけたらポチってます。

デメリット(ネット)

  • サイズミスのリスクがある
    • サイズで失敗する人は多い
    • ブランドごとにサイズ基準が異なるためややこしい
  • 質感や色味などイメージとのギャップ
    • 生地の厚みや素材感が写真ではわかりにくい
    • 写真と実物の色味が異なる(特にくすみカラーは難しい)
  • 届くまでに時間がかかる
    • オーダー商品や人気商品だと1か月以上待つこともある
  • 送料がかかる
    • 発送地域が遠方だと送料だけで1,000円以上かかることもある

ネット購入の一番のハードルとも言える「サイズ問題」
同じサイズでも、生地の厚みや素材(伸縮性)で着用感はだいぶ変わるので、その点の注意喚起がしっかり表記されているショップを選ぶと失敗のリスクは下がると思います。

ネットで購入して「あれ、思ってたのと違った~」という経験がある方も少なくないと思います…。

店舗購入|メリット・デメリット

メリット(店舗)

  • 試着ができるところが多い
    • 試着すればぴったりのサイズを選ぶことができる
    • その場でスタッフさんに質問できる
  • 生地質や縫製などを自分の目でチェックできる
    • 「思ってたのと違う」が回避できる
    • 綺麗な縫製のものを選べる(量産品は縫製の当たりはずれが多い)
  • 即日持ち帰りができる
    • 買ったその日から着用できる
  • ポイントや優待が使える
    • 大型モールなどの共通ポイントが貯まる・使える
    • クレジットカード優待や商品券が使える

店舗購入の最大の強みは「実物を見られる」ことです。
試着台があるところも多いのでサイズの失敗も防げますし、ネット購入でありがちなイメージ違いも回避できます。

2021年時点のメディア調査によると、約6割の方が店舗派なんだそうです。
約3割がネット派、その他が手作りとのことです。
(参考:株式会社PLAN-B

デメリット(店舗)

  • 種類やサイズが限られる
    • 販促スペースが限られるため、小型犬用中心なところが多い
    • 量販店は定番商品が多い
  • アクセスの手間がある
    • 見たいお店が遠いと移動に時間や労力がかかる
    • 後日やっぱり買いたいな!と思っても、もう一度出向かなければならない
  • 在庫切れの場合がある
    • 入荷数には限りがあるので、人気商品は在庫切れのリスクあり
  • 混雑しているとゆっくり見られない
    • 特に犬連れの場合は、混雑によって愛犬がストレスを感じる

店舗購入では、やはり種類やサイズの少なさがネックになります。
欲しいサイズやカラーだけが在庫切れになっていたり、他のお店に移動するにも時間と労力がかかりますよね。

在庫の有無に関しては、事前に電話して聞いてみるのがおすすめです。

ネットでも店舗でも後悔しない選び方

犬服選びで一番多い後悔は「サイズ」と「着心地」のミスマッチです。
見た目や値段で判断してしまうと、購入後に「イメージと違う…」となるケースが本当に多いんですよね。
しかし、どこで買うとしても失敗を防ぐ方法は共通しています。

ブランドの設計意図を知ること

犬服のサイズ設計は、ブランド(または服の形)ごとに基準がまったく異なります。
また、パターンの作り方もそれぞれなので同じサイズでもシルエットやフィット感が変わってきます。

そのため、そのブランドが「何を押しているのか、どこにこだわっているのか」を知ることがカギとなります。

例えば、

  • スポーティー系ブランド
    • 細身のシルエットで、機能性・伸縮性に優れている
    • 可愛さよりもクール系のデザインが多い
  • ライフスタイル系ブランド
    • 生地の素材感や着心地・シルエット重視
    • 柄物よりもシンプル系のデザインが多い
  • キュート系ブランド
    • デザインや見た目の可愛さ重視
    • 動きやすさや着心地は後回しになることが多い

という傾向にあり、ブランドの設計意図と自分の求めている服がマッチしているかにも注目してみると良いでしょう。

動きやすさを求めるなら見た目に全振りした服は避けた方が良いですし、見た目の可愛さを求めるなら機能性や快適性は劣ります。
「愛犬にはどんな服が必要なのか」を考えた上で、優先順位を決めると選びやすくなりますよ。

ブランドが起用しているモデル犬が自分の愛犬だとサイズ感がイメージしやすいですよね。

生地の特性(伸縮性)を確認する

アクティブな犬の動きを極力妨げないためには、伸縮性の有無がとても重要なポイントになります。

どんな素材なら伸縮性があるの?と疑問に思う方もいると思いますが、実は「素材そのものだけでなく編み方・混紡の仕方」に関係しています。

伸縮性=ポリウレタンのイメージが強いですが、ポリウレタンが入っているからといってよく伸びるわけではありません。
編み方や混紡の仕方によって異なるので、ポリウレタンの混紡率で判断するのではなく「ニット生地やストレッチ、2WAYや4WAY」などのワードを探してください。


また、伸縮性だけでなく「伸縮の方向」も大切で、犬の前足の動きや背中の丸みに沿って伸びないと着脱のしにくさにつながります。

  • 横方向だけに伸びる:◎
  • 縦方向だけに伸びる:△
  • 縦横に伸びる:◎
  • まったく伸びない:△(デザイン優先で短時間の着用向き)

これらを踏まえて、ネット購入なら伸縮性に関するワードをチェック、店舗購入なら実際に引っ張ってみましょう。

最初の1着で完璧を狙わないこと

犬服は人間よりも個体差が大きく、既製品ですべての犬にフィットする服を作るのは物理的に不可能に近いのです。
パターン設計もブランドごとに違うため、A店の犬服が合う子もいればB店の犬服が合う子もいたりします。

そのため、初めて利用するショップでは過度に期待せず、気楽な気持ちでいることも大切です。

サイズが合ってても、愛犬が動きにくそうだったり嫌がる場合は、サイズ以外の原因があるかもしれません。
そんな時は、素材感やスタイルを見直してみてください。

まとめ

ネット購入と店舗購入はどちらがいいのか?は、それぞれのメリットとデメリットを考慮した上で、自分にはどちらが向いているのかを判断すると◎。
ライフスタイルや環境に応じて、両者をうまく活用していくのが一番賢い選択かもしれません。

項目ネット購入店舗購入
種類の多さ
圧倒的に多い

限られる
サイズの多さ
多い

小型犬中心
試着できるか
基本できない

できる
カスタムできるか
できるショップも多い

できない
価格帯
1,000円未満の服も買える

人件費等が含まれることもある
即日入手
できない

できる
サポート
問い合わせするか自分で調べる

スタッフさんに相談できる
自由度
好きな時に注文できる

営業時間に規制あり

最終的には、どちらで買うにしても「信頼できるショップを見つけること」が一番のポイントです。
愛犬に合ったお気に入りのブランドが見つかれば、ネットでも店舗でも安心して買い物を楽しめるはずですよ

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